心拍確認後の流産確定
病院の診察室で
「心拍が止まっていますね」と
先生に言われた時、衝撃すぎて、その後の記憶が曖昧です。
産婦人科に通うときに不安はあったものの、
まさか、本当にまた流産するとは、
全く考えていませんでした。
1回目の流産は運が悪かっただけ、
2回目はきっと大丈夫!と心の中で思っていたので、
先生が無言でエコーをチェックする間の
不安な気持ちは、なんとも言えません。
だって2週間前は、元気だったじゃん!とか、
母子手帳ももらってきたのに・・・
分娩の予約金だって払ったんだよ・・・とか。
ネットでも心拍確定後の流産の確率はぐっと減ると
載っていたのに・・・・とか。
誰のせいでもないのに、
誰かのせいにしてしまいたいくらいの気持ちでした。
でも誰にもぶつけられない・・・
つらい待合室
先生から、またもや1回目の流産の時にも手渡された
流産についての説明や
今後の流れについて書かれた白い用紙を手渡され、
手術の日取りを決めて、診察室を後にしました。
後から思ったのですが、
何回か、通院で産婦人科に通っていると、
ごくたまに、診察が終わって待合室へ出てくる女性の中に、
白い用紙を持って出てこられる方がいました。
その方も、もしかしたら、同じように先生から、
突然の流産の診断を受けたのかもしれません。
流産と診断されて、
会計まで、待合室で待つ時間がすごくつらかったです。
周りの妊婦さんはみんな幸せそうに見えて・・・。
お腹が大きい妊婦さん、
カップルで来られている妊婦さん、
みなさん、本当は、それぞれに不安を抱えながら
健診に来られていたとは思いますが、
たった今、流産と診断された私には、
何もかもが、幸せそうに見えて、
自分が惨めに思えて仕方がなかったです。
使わなくなってしまった母子手帳
流産の手術にあたり、
血液検査を事前にしておくことになり、
会計前に、血液検査を行いました。
そこで対応してくださった看護師さんと
流産の話をして、
「つらいですね。我慢しなくていいんですよ。」と
言われて、涙が大量に溢れ出ました。
私の手元には、
受け取ったばかりの母子手帳があり、
看護師さんに
「母子手帳もらってきたのに流産で、
母子手帳、どうしたらいいのでしょう・・・」
と聞いてしまいました。
看護師さんは
「返却したりせずに、
大事にとっておいて大丈夫ですよ。
この子の思い出として」
と言われました。
なんだかこの一言に救われた気がしました。
お腹の中に確かに存在した命を、
誰かに認めてもらえてような気がして。
会計時に、
仕方ないことですが、
「(分娩の)予約金の50,000円もご返金いたします」と
前回支払った予約金を返金されました。
そのやりとりも、とても虚しく、
周りで待機している妊婦さんに、
受付の人との会話が、聞こえてしまっているのでは、
「あーあの人、流産しちゃったんだな」と
思われているのではないか、と思い、
会計が早く終わって欲しい、
早くここから消えてしまいたい!!と
思う瞬間でした。
家族にまた報告しなきゃな・・・。
今回はここまでとします。
続きは、また次回書きます。
今日もありがとうございました★